香道の世界へ
香木 伽羅を中心に 白檀 沈香と
日本の香りの文化を楽しんできました
香道は AD538年に 仏教とともに
インドから伝来したそう🇮🇳
杉 檜 榊の 自然の香り
しかなかった日本に
濃密な香りがもたらされ
人々は 深く魅了され香道へと発展
正倉院宝物に香木が収蔵されているほど
高品位な香りが 薫物合として
公家社会の優美な薫物から
武家社会へ伝わり
日常のストレスを解消する香りへと
発展し 庶民の生活へと入り
香道が日本文化に定着しました
奈良県 東大寺正倉院宝物に
納められているのは
蘭奢待と呼ばれるもので (らんじゃたい)
権力欲を持つ
猛々しく奢った侍が必ず欲しがる
ためだといわれています
歴史
蘭奢待は
中国 呉からの贈り物⁈
空海が持ち帰ったもの⁈
聖武天皇の崩御後
光明皇后によって
東大寺に奉献された
聖武天皇遺愛の一つなど 諸説あります
当時の天皇や将軍たちは
手柄を立てた者に対して
香木を切り取り与えたので
この香木を手に入れることが
権力者にとってのステータス
蘭奢待を持つ者=天下人
であるという伝説が生まれます
蘭奢待には
その切り取った跡には現在
付箋が貼られています
この伝説を広く利用したのが
織田信長‼︎
信長は 足利義政が切り取った部分の
お隣に‼︎
義政が切り取ったのと同じぐらいの
大きさと形で蘭奢待を切り取って
焚いてしまいます
それが意味するところは⁈
足利家の天下は終わり
信長が天下を取ったのだと
世に知らしめる為だったとか?
天皇 足利家が 蘭奢待を切り取る行為は
お家柄 血筋からいって
とっても自然
でも 信長は? あり得ない
当時の身分制⁈社会に反した行為‼︎
でもね やってしまうのが
織田信長たる所以
蘭奢待の字の中に
東大寺と隠れ文字が隠されているのも
また 昔の人の粋な計らい
なのかもしれません
蘭奢待は国宝を超える御物
天皇の許可なくしては
持ち出すことはおろか 見ることも叶わない
超ハイクラスのお宝物
どんな香りなのかな⁈
聞いてみたいです
そして 信長だけに?
千利休も この香の聞香者
明治天皇は その香は
古めきしずか と表現されましたが
それって⁈どんな感じ⁈
現在 甘い香り⁈としか分かりませんが
1200年経った今でも
香るそうです
名香61種類のうち第1の名香として
香道では奇宝‼︎
聞香では返し十度のお作法があるそうです
まぁ蘭奢待は
よほどの手柄を立ててから⁈
地球を救うとか?
スーパーヒーローになるとか?
あり得ないけれど…
他にも 雪月花香合など
名香合と呼ばれる香合がありますから
まずは そちらから⁈
位 味 極と奥深く 心静かに鑑賞し
香銘と 背景に思いを巡らせ
香りを聞き当てるゲーム⁈
残り香も素晴らしく
繊細で雅な世界にうっとり♥️