中世の街並みが色濃く残る旧市街へ
街は水運を利用した交通の要衝として栄えた
たくさんの商品がこの街で取引された
それゆえに取り引きをした商品の名前が
そのまま街の広場名として残っている
ワインの取引をしていたワインマルクト広場
この広場の周りには美しいフレスコ画で
飾られた建物が多く残る
右の三角屋根の歴史がありそうな建物
蛇の模様が描かれているのは16世紀に
薬局だったところ
薬局のシンボルの部分を拡大してみる
1570という年号も読み取れる
脱皮し成長する姿から古代ギリシャの時代から
蛇は再生のシンボルだった
それゆえにヨーロッパで古い薬局に蛇が
描かれていることが未だに多い
▼ちなみにWHOのロゴもこれ
▲詳しく調べてみたい方は
「アスクレピオスの杖」で検索を!
言葉の違う遠方からきた商人
また文字が読めない人々のために
これらの絵は看板の役割を果たした
これらの絵が描かれた頃に何屋さんだったか
推理しながら旧市街を散策するのも楽しい
▲左の建物には「カナの婚礼」
ワインの取り引きをしていた広場らしい題材
婚礼で飲み物がなくなってしまった時に
イエス・キリストが水をワインに変えた
という奇跡の場面
ただこの絵をみて「最後の晩餐ですね!」
という方も多い
最後の晩餐に女性はいません
▼ホテルバランス
わかりづらいのですが拡大すると
正義の女神・テミスがいます
目隠しされて天秤を持つ女神・テミスは
法曹界のシンボル
▼ヒルシェン広場
ヒルシュは「鹿」
左側の建物に由来する
▼拡大すると細工された看板に鹿がみえる
▼せりだした部分にティールームがある家
▼そしてこの街で一際目立つ建物がこちら
前の道路が狭いので全体像が上手く撮れず
▲レストラン・フリッチのHPから引用
ちょっと背景を脚色しすぎて怖いのですが
建物のフレスコ画はこんな感じです
実際はこんなに鮮やかではないような
毎年冬に行われるファスナハト(カーニバル)
これに関係があるフリッチという一族に
ちなんでこのような建物があります
カーニバルというより霊界のよう👻
ルツェルンにはまだまだこのように
フレスコ画で飾られた家がたくさん
いらしたらゆっくり鑑賞してみてください
まだルツェルンの案内は続きます
最後まで読んで頂きありがとうございます