スウェーデンもフィンランド同様
NATO加入を申請した
スウェーデンはナポレオン戦争以来
(約200年前💦)
ずーっと中立の政策を取ってきた
第一次世界大戦も第二次世界大戦も
中立の立場から参戦しなかった
そんなスウェーデンが軍事同盟に加入すると
いう決断の速さに驚いた
今週末が夏至祭だろうけど
今年はあちこちで開催できているのかな?
フィンランドからスウェーデンに向かう
船上からの眺め▼
▲6月だったので夜中でも明るい
夏至に近いと高緯度の場所では
太陽が沈みそうになってから
横に転がるように沈んだり
そのまま登ったりする
だからこんな感じで太陽が地平線に
近い時間が長い
首都ストックホルムは14の島からなるので
北欧のヴェネツィアとも呼ばれる
▲やはり水辺からの眺めがしっくりくる
13世紀に防衛のために島(ホルム)に
丸太(ストック)を並べて要塞を建てたのが
ストックホルムの始まりといわれている
その島が旧市街(ガムラスタン)となり
交易で発展を遂げ
16世紀にはスウェーデン王国の首都となる
古そうなこの建物は市庁舎▼
築100年ほどだが、なるべく古い建物に見えるように設計されている
この建物はとても有名
なぜなら毎年12月10日に開催される
ノーベル賞の晩餐会の会場だから
12月10日はアルフレッド・ノーベルの命日
爆薬王と呼ばれたノーベルの遺言で創設
贖罪の意味もあったのだろう
晩餐会は「青の間」で開催される▼
スウェーデン大使館のtwitter から引用↓
「青の間」というが青くない
外観同様、赤いレンガが目立つ
青く装飾する予定だったが
赤レンガの重厚な趣がよいと途中で設計変更
広さは日本の学校の体育館より少し広い?
と感じるくらい
ここに1000人を超える招待客が会するという
ご覧の通りギューギュー詰めの状態
サービスする側も大変だろうなぁ
新型コロナの影響で2020年と
2021年の晩餐会は中止
今年はどうなるのだろう?
市庁舎併設のレストラン(Stadshuskällaren)
で晩餐会のメニューをいただくことができる
予約必須ですが、趣のあるレストランです
もちろん上品で美味しい
舞踏会は「黄金の間」で開催される▼
ビザンチン様式の金色のモザイク装飾
ここは王子のギャラリーと呼ばれている▼
建設当時、ユージン王子(エルケ公)が
フレスコ画をここに描いた
画像の右の柱の後ろに見えている
左側の窓の外に見える景色を反対側の壁に
描いたので、どちらを見ても同じ景色が
楽しめるようになっている
とはいえ、抽象画っぽいので
上のように説明を聞いて
「あー、そう言えば」
と反応される方が多い
あくまでもここは市庁舎です!
見学ツアーでは途中で念を押さないと
宮殿と間違ってしまう方がいる
元・宮殿が政府の庁舎になる事は
よくある話ですが
ここは最初から市庁舎なのです
宮殿はこちら▼
ストックホルム宮殿(王宮)
現・国王カール16世グスタフの執務室がある
また国の行事が行われるのもこちらの宮殿
毎日、衛兵交代式もあり観光名物でもあるが
国王が暮らすのは
世界遺産 ドロットニングホルムの王領地▼
天候と太陽の光次第では湖が鏡のように
宮殿を映し荘厳な雰囲気
北欧のヴェルサイユとも呼ばれる
豪華絢爛な湖上の宮殿
残念ながら内部の撮影は禁止されている
元々は夏の離宮だったところ
バロック様式の庭園も素敵▼
フランス式庭園独特の幾何学模様
左右対象の設計、刈り込まれた木
しかしこの庭園の周りは
イギリス式庭園(自然重視)もあり
18世紀にブームとなった中国に憧れ
中国の館とよばれるエリアもある
40年ほど前に現・国王が
子育てに適した広い庭がある
こちらの宮殿に移り住んだ
全長720mもある庭園だから文句なし
こんな庭で遊んだら疲れるだろうなぁー
と一般市民は思う
そして疲れたら「フィーカ」=コーヒー休憩
休憩はスウェーデン発祥といわれている
シナモンロールと一緒に
最後まで読んで頂きありがとうございます