新緑が眩しくなるこの季節
爽やかな風と
行き交う人々のマスク姿、、、

何だか微妙な違和感

今週末は「母の日」なんだっけ?


実を言うと、
あたしは今まで母の日にあまり贈り物をした事がない

冷たい人間です


幼い頃から兄弟姉妹の中で比較されてきた

出来る姉の影で
出来ない妹。


物をあげても素直に喜んでくれた記憶がない

実家を出て
もう数十年


今月に入った初日の深夜に
その一報が入った。



お母さん、
もうダメかもしれない



数週間前から体調悪化により
ずっと入院してました

離れて住んでいるので、すぐに向かう事が出来ない

その数時間後には
亡くなった。と

もう入院した時点で話すことも起き上がることも無理で
家族も誰もが最後を看取ることが出来なかった



慌てて準備して
数年前に着ただけの喪服を手に家を出る


当日は仕事だったけど
欠勤の連絡。

次の日からGWへ


なんだろう、、こんなタイミングも
お母さんが合わせてくれたのかな?

普段なかなか仕事休めないけど偶然が重なる

飛び乗った電車の中で
母とのいろんなことを思い出す
自然と流れる涙…
泣いてるとこを見られたくないから
マスクを上の方までずらしながら
ずっと目をパチパチ(/ _ ; )


ホント
最後まで親不孝な娘でごめん
何もしてあげられなかった。


お葬式に集まった親族

コロナの影響で
まばらな身内だけの式
近所に住む幼なじみの男の子が来てくれてて
彼を見かけたのは何十年ぶりだろう
お互い歳とったね


棺桶に入れる遺品を
姉と一緒に選んだんですが
昔からお花とかお人形さんとか大好きだったなぁ
あたしなんかよりずっとずっとお母さんの方が女の子らしかったよ



バタバタしながら
あっという間にお葬式が終わり
荷物を持って実家へ

祭壇を綺麗にしてお供え物やお花を飾る


何だかまだ嘘みたいで、、

しばらく実家で家の事してたんですが
あたしに出来る事なんて掃除やごはん作るくらい
お母さんも好きだった
たけのこ炊いたり、豆ごはん作ってお供えしました



うん、、
でも昔からお母さんって存在はおっきかったよ
すごく強くて。
優しさには欠ける部分もあったけど
それも愛情だったのかなぁ



お母さんが居なくなって
段々と寂しさが込み上げてくる


今はお父さんの事がまた心配です


ガーベラ花束お願い