涙ご飯 -3-月日は流れ 知る人の無い土地で職に就き 私を知る人の無い場 所に身をおいて生活したけれど 涙ご飯の日々は続いていた 自分の生い立ちについて尋ねられることがあったが 笑顔で軽く話す程度であった しかし軽く話しても聞いた人々の顔は困惑で曇った 「こんなに悲しいのなら食べなければいい」 泣き疲れたある日 私はふと思い 食事を作るのを止めた