Photo 「存在価値」  by ハチ


存在価値 1ヶ月以上も出勤していなかったカッツ


私は嘘で塗られた彼の本当をしってしまった


私が真実を知ってから


そう時間をおかないうちに彼は会いに来た


いつもの様に仕事でクタクタに疲れて・・・





彼はいつもの彼だった


仕事の話もするし会った人の話もする


ただやはり仕事の話はあまり詳しくなかった


私も仕事の話をあれこれ詳しく話す方では無いので


今まであまり気に留めてなかったが


内容はあたらず障らずの簡単な内容


そして言うほど疲れている様子もなかった





「どうしたの?なんか元気ないね?」


カッツの言葉に我に帰る


「ううん・・・なんか夜勤ボケかもね・・・ボーっとする(笑)」


私は何となく


彼の母から頼まれていたことを切り出せなかった


「仕事ちゃんとでなきゃ」


なんて急に言って奴は仕事に行くんだろうか?


そんな事より


目の前にいる平気で嘘をつく男を


伺うことに神経を集中していて


ソレドコロジャナイ


結局私は何も切り出せなかった




『この人は私に嘘をついて・・・一体何を得たいのであろうか?』




私はその答えを必死に探した







その答えを自分で解るのに


あまりに時間がかかり過ぎた・・・








・・・つづく