私は嘘で塗られた彼の本当をしってしまった
私が真実を知ってから
そう時間をおかないうちに彼は会いに来た
いつもの様に仕事でクタクタに疲れて・・・
彼はいつもの彼だった
仕事の話もするし会った人の話もする
ただやはり仕事の話はあまり詳しくなかった
私も仕事の話をあれこれ詳しく話す方では無いので
今まであまり気に留めてなかったが
内容はあたらず障らずの簡単な内容
そして言うほど疲れている様子もなかった
「どうしたの?なんか元気ないね?」
カッツの言葉に我に帰る
「ううん・・・なんか夜勤ボケかもね・・・ボーっとする(笑)」
私は何となく
彼の母から頼まれていたことを切り出せなかった
「仕事ちゃんとでなきゃ」
なんて急に言って奴は仕事に行くんだろうか?
そんな事より
目の前にいる平気で嘘をつく男を
伺うことに神経を集中していて
ソレドコロジャナイ
結局私は何も切り出せなかった
『この人は私に嘘をついて・・・一体何を得たいのであろうか?』
私はその答えを必死に探した
その答えを自分で解るのに
あまりに時間がかかり過ぎた・・・
・・・つづく
