わざと順番を入れ替えて書きますが
今回はわりと最近の話
だけど結婚前の話なので5年以上は経ってますね(苦笑)
ナースとして働くようになり同じ病院にずっと働いていて
私もTOP(平社員の)と呼ばれるようになった頃
その頃には勉強にやってくる若い医師も
私よりかなり年下になっていた
若い医師がやってくる度に自分の年齢が気になり
そして年月が経つのを思い知らされていた
そんなことをしみじみ思っていたある日
なにやら隣で騒がしい
バタバタと医師も走っている
「師走」とはよく言ったもので師のつく人が走れば
そこによほど忙しい事件があるものだ
走ってる人達が消えて行くそのお部屋に私も入ってみる
困惑顔で立ち尽くしてる3人
普通なら自分の持ち場では無いそのセクションに私は口を挟まないのであるが
走ってたナースが仲良しの娘だったし
お隣同士の仲良しなセクションだったので
何かが起こった時度々助け合ってきていた
「どうしたのかなぁ?(。・_・。)」
「それが・・・血圧が急に下がって・・・どんどん」と
黙って立っている
患者は顔面蒼白意識も落ちてい様子
脈もみるみる触れなくなっている
ショック状態であるが私は患者の病名さえ把握せずに訪室している
このままでは致命する勢いの中黙って立っている2人(もう1人は他のナースコールで退室していた)
「・・・で どうすんの?( ゚ ▽ ゚ ;)」
「どうしたらいいんでしょう・・・?。(´д`lll) 」
ぐっ・・・やばい・・・この人経験無いんだ・・・
恐る恐る彼女を見ると目配せでダメダメ光線を送ってくる
彼はどうすれば良いかわからず彼女は指示の出ない状況にどうして良いのかわからず
お互い呆然と立っていたのであった
「レイカちゃん!とりあえず下肢挙げようか!ベッドアップ!」
医療者ならわかると思うのですが教科書で習う基本的ショック体位
下半身の血液を脚を挙げて一気に戻して一時的に血圧上げるだけなのでその場しのぎである
「血管確保して点滴落とすから 先生は(上の先生に)電話して」
「はっはい・・・」
普通ならここまでの作業が遅いと医師に怒鳴られることもある
血圧が下がると血管確保が困難になりどんどん処置が難しくなるからである
繋ぐ点滴や昇圧剤など使いそうなものをどんどん準備していく
新人の医師はその人の性格にもよるが予測していないことが起こると
呆然としてしまう人も少なくない
予習していないからである
予習出来ない様な緊急事態に対応するには
基礎知識以外はイメトレと経験による慣れしかない
休日で他に医師が居なかったにも関わらず
この急場はどうにかしのげた
この患者さんに何が起こっていたかは不明ですが助かりました
一体どうやってしのいだのだろう?覚えてません(笑)
何故って彼に強烈な事を言われたのです
「脚挙げたら血圧上がるんですね すごいです(‐^▽^‐)」
今でも彼の無邪気な顔だけは忘れられません
そしてこの後頼りない彼とデートをすることになるなんて
この時は思いもしませんでした
・・・つづく
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