更に数年後

多分2年後くらいで20代後半

偶然・・・彼に逢った

「千夜・・・」

「こんにちは お久しぶりね 変わらないわね」

「前に手紙を送ったんだけど・・・」

「読んだよ」

彼の言葉を遮るように答える

二人は近くの喫茶店へ向かい


改めて話し出した


当時リョウコは


私が飲み歩いては見知らぬ男と帰り


素行が酷く忠告も聞かないからと彼に近寄ってきたこと


彼にも私のクラスメイトである友達にもその様な虚言をしていたこと


だけど何か買ってくれとか何処か連れて行けとか


自分の欲望しか言わない彼女や


ブランドの服を着ろと服装等指図する彼女に嫌気がさして


結局うまくいかず別れてしまったことを話し続けた


「リョウコから悪口聞いても本当だとは思わなかったんだ


自分の知ってる千夜は全く違う人間だったから・・・


また会えてよかった・・・謝りたかったし・・・」






lip 「私はコウジに会っても・・・・別に何とも思わないわ」


私はニヤリと微笑


「友達に寝返った男に女の虚言のせいだと弁解されても


腐った人間の悪口にしか聞こえないのよ?」


彼の顔は驚愕していた


彼が知ってる昔の千夜は何でも許す都合のいい女ダッタカラ


「今度会ったら・・・美味しくお酒でも飲みましょう?」


クスクス笑いながら席を立った私


・・・・・そこが私の強い部分・・・・・だけど本当は微傷・・・




だってこの頃は


強く望めば何でも手に入ると思っていたから




もちろんそれから彼に会う事はなかった





                                                       終




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