ベッドの中
とても幼くて記憶が擦れている頃・・・


私がちゃんと発音できなくて必死に母に言った言葉


「ぐわぁーるい・・・・ぐわぁーるぃ」


具合が悪いと訴える私に


その頃の母は何か食べやすい物を与えてくれて


氷枕で頭を冷やしてくれた


私はとても安心して眠れた


覚えてるのは私の口にスプーンで


アイスクリームを運んでくれる手だけで


顔は思い出せない


今思えば子供が訴えるまで

我が子の変化に気づかない程の愛情であったが・・・




それほど擦れた記憶なのに


高熱をだせば未だ必ず思い出し


口からこぼれてしまう


「ぐわぁ・・・るぃ・・・」