本日、下記のイベントに参加してきました。
来年4月からの就職先にてなんらかの役にたつかなぁと思い参加してみました。
第6回京都美風シンポジウム
ガイドから体験、雑誌・ソーシャルメディアまで 伝統工芸の魅力の伝え方!
日時 平成23年9月16日(金) 14時から16時
会場 京都商工会議所 講堂
主催 京都商工会議所 工芸産業振興特別委員会
コーディネーター 佐藤弘樹氏 (αステーション エフエム京都パーソナリティ)
パネリスト 田中峰子氏 (冨田屋十三代目)
パネリスト 玉置泰紀氏 (関西ウォーカー編集長)
パネリスト 若村亮氏 (株式会社らくたび代表取締役)
ノートに走り書きした内容をとりあえず書き残しておこうと思います。
田中 伝統工芸=受け継がれた日本人のDNA
玉置 IT格差とか言われるが、格差ではない。ユーストリームやツイッターなんか
はチャンネルが増えたと捉えている。
若村 伝統工芸をそのままツアーにしてもなかなか集客にはつながらない。
それを克服するため、様々な工房とコラボしている。
①黒染め→らくたび文庫を読まれている方が多いため、ブックカバーを作る
企画を実施(自作のTシャツだと 普通)
②扇子→有名な絵師の作品を扇子に描く
③竹工房→作ったお箸をお昼のお弁当にすぐに使う。お弁当は竹籠弁当。
つまり付加価値をつけていけば、伝統工芸への入り口を広げることが
できる。
伝統工芸の魅力について
田中 ホンモノを伝えていくことが伝統工芸の責務である。
企業と家業の違いはそういったところ。
玉置 伝統工芸から生活をイメージすることが大切である。
伝統工芸は生活と結びついたものである。
若村 東京の方で、京都の呉服屋に自分の着物を置き、京都に来た際にそれを着
て観光する、そういった方がいる。
京都は東京の方からすれば非日常である。
ただし、それだけ京都の深い魅力を知り観光をする方ばかりではない。
一般の方方々つまりまだまだ京都の魅力を知らない方々をうまく誘導し、
京都の魅力をうまく伝えることが重要である。
田中 日本のしきたりや伝統が薄れてきているのは、マンションが増え、床の間の
ない住宅が増えてきているのも原因では?
大量生産と手作りについて
田中 大量生産はホンモノを思い出すための手段である。きっかけ作りになる。
たとえば若い子供たちがポリエステルの着物を着ているように。
玉置 なによりビジネスとして成立するかが重要だ。
そして、クオリティコントロールが重要である。つまり、ある程度の量は
作ったとしても品質を落としてはいけない。
ブランドイメージはすぐに崩れてしまう。
量を守ることが重要である。
(exさがほのかとあまおう
一時あまおうが大ヒットし、大量生産を行ったそう。しかし品質がおちて
しまい、販売量はさがほのかのシェアが回復してきているとのこと)
佐藤 前回の京都美風シンポジウムで縁側って外か内かっていう議論が
ありました。
玉置 工場見学が人気になっているように体験方の観光が人気である。
キーワードは『体験』である。
若村 外国は一神教だが、日本は八百万の神というように様々なものに
精神が宿ると考えた。
精神世界はとても奥が深い。
しかし、今の日本人はその感受性が薄くなってきているのでは?
魅力を伝えるコツとは?
田中 ①体験をすることが重要である。
②コラボが重要である。他府県や外国に魅力を伝えるためには伝統に
新しい息吹を吹き込むことが重要。
玉置 ①ワクワク感が重要。
②ロケーションが重要。
③かわいいが重要。exゆるキャラなど。伝統工芸のゆるキャラがいても
いいのでは?
④つながることが重要。exインターネットやツイッター、ユーストリームなど
佐藤 京都はロケーションが最高だがその点と点を結ぶ道が貧弱である。
若村 ①魅力は伝え方次第である。
たとえば、雨の日と晴れの日の観光案内もあいにくの天気といわず、
雨でラッキーと言ってみる。
②感動が重要。感じさせる伝え方をするべき。人は理論的に話しても
動かない。理動という言葉が無いように。
田中 発展することの原点は掃除である。
新しいことを始める勇気が大切だ。
玉置 収支が重要。
製品もだが、人間のブランドも重要である。人間の価値が大切。
そして妥協しないことである。
若村 付加価値を相手に分かる形で伝えることが重要。
玉置 掃除は精神的なものにつながる。
伝統工芸の今後のありかたとは?
玉置 本物をリーズナブルに供給すべきだ。
芸術に敏感な学生が多かったり最先端の大手企業が多いのは
ロケーションの良さと伝統工芸が起因しているのでは。
若村 リピーターを増やしていくことが大切であり、現実的、効率的
である。
伝統工芸ってあるだけで、すごく観光の武器になると思っていたのですが、
物は使いようで伝え方や情報発信の仕方次第で宝の持ち腐れになって
しまうことを強く感じました。
また伝統工芸に付加価値をつけ、現在活躍されている方とのコラボや
ツイッターやユーストリームといった最新の情報発信技術を使うなど、
様々なチャレンジが重要であることを感じました。
代々受け継がれた伝統工芸をただ作って売るだけでは、普通の生活は
できてもそれ以上はなかなか難しそうですね。
京都という最高のロケーションであるにも関わらず職人さんたちが生活を
していくには大変厳しいということも聞いた事があります。
ということはその他都市の職人の方々はかなり厳しいのでしょうか???
それにしても伝統工芸品を販売することは本当に難しいことですね。
変に値段を下げるとブランド力が低下してしまうし、やはり本物を販売する
うえで品質を落とすこともできないし、代々受け継いできたものをやめること
なんかできないだろうし。
伝統を守っていくためにうまく行政が手助けしていくことが必要なんだろうなぁ。
今回初めて京都商工会議所主催のシンポジウムに参加しました。
とても勉強になったと感じてますし、なにより無料で貴重な話を聞けてよかったなと感じてます。
またこういったセミナーや講演があれば積極的に参加していこうと思いました。



