仕事に一生懸命だった
この3月までの1年間。

邁進した。
なりふり構わず
頑張って、
すべての精力を
注ぎ込んだ。

悔いはない。

やり切った。

最後の方は、
乾いた雑巾を絞るかのように、
まだできることはないか、と
探しては見つけ……
探しては見つけ……

その度にその仕事を完了して
最後の最後までやってきた。

でも、やっぱり、
それほどまでに盲目になると
おざなりにしてしまった
こともある。

それが……

家族だった……

……。

休日は、次の仕事日のための
英気を養う日と化し、
週1回の休みを、
自分のために
使うようになった。

イライラし、ストレスも溜まり、
あるきっかけで、
喧嘩が勃発。

いつまで経っても
変わらない自分に対しても
嫌気が差し、
そんな自分と家族を
忘れるかのように
余計に仕事にのめり込んだ。

本当は家族が
自分のホームだったのに……

今はそれを反省してる。
父親としての役割を
果たせなくなるくらいに
仕事で疲弊してはいけないし、
最終的に
守らなきゃいけないのは、
家族なはずだ。

仕事における
顧客からの評価を、
自己評価としてしまって
「自分はこれだけ頑張ってる」
って豪語するのも
変な話なんだろうな。
(今までは気が付かなかった)

そういう風にして
自分を保つのではなくて、
自分が大切にしている
本当に大切な場所に
自分が帰る場所があるから
自分を保てるように
していかなければ
いけないような気がしている。