住んでいたままの部分
私は鎌倉で生まれましたが、一度も鎌倉を離れずに住み続けていた訳
では無くて、
他の地にも住んだからこそ、鎌倉の良さに気づいた事もあります。
三方が山で一方が海という自然豊かな場所であり、歴史的な神社仏閣など
が未だに残されている貴重な場所。
湘南のイメージもあって素敵なお店も出来てきてお洒落な場所として
作られた部分もあるかもしれませんが、
私は、鎌倉は良い意味で割と田舎なのではないかと思っています。
そのままで良い様な、気取らない雰囲気、
ビーチサンダルでお寺に行った思い出。。
カフェでも、自分が住んできたままの部分も残し加えて、
自分も寛げる場所でおもてなしをしたいと思います。
エッフェル塔のモノがあるのはどうして？と聞かれますが、
最初に私がフランスに行く事が出来たのは50歳すぎでした。
美味しいお菓子屋さんや、パン屋さん、が至る所にあり、
なんと素晴らしい所だろう！と、そこから又フランス熱が高まり、
エッフェル塔のモチーフ物を見つけると集めてしまう時があって、
上の写真の水で貼るエッフェル塔のシールもそうでした。
住んでいた頃から、古民家のガラスにもお構いなしで
自分で貼って、楽しんでいたもの。
カフェにする時に、古民家に則って透明ガラスに変えようか
とも思ったのですが、、
変えるとなれば更にお金もかかるのでそのままに。
カフェの準備は拘りすぎず、食器などを揃えるのも最小限にして
集めていたカップアンドソーサーやケーキのプレートを使うことに。
建物や家具もそうですが、食器達も使われてこそ生きる、
とカフェをやることにしてから、『この時の為の物だったのかな？』
と妙に納得したものです。
新しく買ったのはカトラリーとこの紅茶用の鉄瓶です。
フランスのカフェで紅茶が鉄瓶で出てくる事が多く真似したかった
のと、古民家らしいので買い足したもの。
けれども、古民家らしくしなければと考え過ぎると色々足りない事が気になって
前に進めないため、もう始めてから進化していこうと思いました。
もっと美味しいお菓子が出来るかも、と思いながら10年以上は作り
続けていた台所で、同じ場所の厨房で又お菓子を作って行けるとは
それだけでも幸せなことです。
そんなワクワクな気持ちで、古民家をリフォームした年が明け、
足りないテーブルや椅子を買い足して、レジなど備品もお祝いに
有り難く頂いたり、小物を調達したり、暖簾を縫ったり。。
さて2月頃にはオープンしようかと思っていたある日のこと。
何故か突然スゴイ頭痛がして、左腕辺に帯状疱疹が出来て、
平昌冬季オリンピックを観ながら痛みをやり過ごす
2018年の2月の始まりとなりました。。。
只今、シェ・サマンサはカフェ営業を一時おやすみしており、
焼き菓子の通信販売をしております。
ご希望の方は、Facebook＠935noIEのメッセンジャー、
又はInstagram＠chez_samanthaのDMより
ご注文を承っています。
