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サマンサのブログ

幸せを呼ぶ手作りお菓子

カスタムオーダーケーキ(特別注文ケーキ)

 

コルドンブルーというケーキの学校に通っていたのは、子供達が幼稚園児の時で、

上達したい一心で、学校の復習や卒業試験用のケーキを私は夜に(というか、、

早く寝かせてしまう夕方?も夜のカウントで)作っていました。

しかも毎晩の様に。。

 

其の幼稚園では保護者達大勢で、転園される家族を送る送別会が旧園舎で幾度かあり、

そんな夜中作成ケーキを送別会ケーキにして持っていく事がたまにありました。

 

これが、今思い返すとオンリーワンケーキを作るきっかけだったと思います。

 

チョコレートで主役家族の似顔絵を書いたプレートを付けたケーキは、

(似ている似ていないはともかく、、)ドッと場が盛り上がります。

 

これが私にとってもミラクルだったのは、

 

このご家族のご夫婦が15年以上経って、自宅カフェを開いた事をテレビで

知ったと言って突然いらしてくださり、

『あの時のケーキの写真は宝物です』と伝えて下さった事があったこと。

 

本当に冥利に尽きる思いでした。

 

 

カスタマイズされたお菓子のチカラは、

忘れた頃にも記憶には残っていて、

思いがけない再会が実現し、

15年以上経って更に

作り手にもご褒美が頂けた様な気がしました。

 

カフェをオープン後、少し慣れてきてオーダーケーキの受注を始めました。

 

 

昨年6月、鎌倉長谷のご近所にある、内田正泰記念アートギャラリー様に

正泰先生の97歳のお誕生日ケーキを作らせて頂く事があり、

チョコレートプレートを自分なりに進化させてみました。

 

はり絵作家の先生の紫陽花をモチーフにした

『夢の中』という作品(手前)のはり絵写真をお手本にして、

チョコレートで再現したプレートを添えたのです。

 

先生の曽孫さん達も集まった場所にお届け出来たのも光栄でしたが、

 

しばらく後に其の時の様子を伺ったところ、

正泰先生ご本人が、プレートがお菓子だと気付かず

『僕の絵を』(壊すな)とばかりにお皿に取り分けるのを

止められたと。

 

細部は比べ物にならないですが、

ご本人が、お菓子で食べられるご自分の作品

と驚いて喜んでくださった事は

私も忘れられない記憶のご褒美です。

 

(残念ながら、内田正泰先生は97歳で昨年の9月に永眠されました)

 

 

子供達が幼稚園時代に作っていたオーダーケーキは遊び心一杯で、

ピアノが好きな子供には、

手作り感満載で、こんなケーキを。。遊び心からですが少々ふざけたケーキを何度か

リピート下さった方々には今でもとても感謝です!

 

 

 

 

ホールケーキというと、私は記念日の特別のモノと思っていましたが、

 

カフェではどんなケーキが食べたいかだけのご希望で、

ご注文くださるお客様もいらっしゃるので、

 

ケーキ屋さんのケーキとは違う、手作り感満載ケーキになるのは

私の作風なのだと思ってはいますが、

徐々にスタイリッシュなケーキも作れる様に進化はしたいです。

 

もう少し涼しくなったらこんなフルーツ系のオーダーケーキも

再開したいなと思います。

 

 

 

 

 

 

只今、シェサマンサはカフェ営業をお休みし、

焼き菓子の通信販売を行って居ります。

 

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