サマンサのブログ

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幸せを呼ぶ手作りお菓子

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週末に、2台のオーダーケーキを続けて作らせて頂いたお陰で

ちょっと気づきがあり、自分の為にも書いておこうと思いました。

 

1台は焼いたタルトにクリームを絞ってフルーツを並べたフレッシュタルト

 

 

 

もう一台は、サイズは同じですが調理した栗を(実は2種)入れて焼き込んだ

タルト。

 

上の様なフレッシュフルーツを盛ったタルトは、

カフェでもよくお出ししていた、自分の得意分野のタルト。

 

カスタードクリームにはバニラビーンズとキルシュ酒

で香り付け。フルーツも華やかに。

迷いなく作れ、喜んでもいただけて嬉しい!

 

 

これに対し、、

栗のタルトはよく作るものの、お客様のご注文は、アルコール一切無しでと。

 

栗のお菓子には私はラム酒を合わせるのが好きで、

渋皮煮を作る時も、アーモンドクリームにもラム酒で

香りをプラスしていた私。。

 

そうなると、フルーツやお酒の香りでなく、、

基本の焼き菓子のパーツ

バター、卵、お砂糖、小麦粉、アーモンドパウダーなどの基本形で

もう一度見直して考える事に。

 

渋川煮には使ったことの無かった希少糖を使い、あとはきび砂糖で。

すっきりした味とカロリーもゼロ。

栗本来の甘みも優しく出る。

 

アーモンドクリームのバターには、カルピスバターとエシレバターで

香りや口溶けを良くして、アーモンドパウダーは一回ローストしてから

加えて香ばしさをプラス。

 

お客様の感想は、

『シンプルな素材の香り、焦がした風味もあり、

質の良いバターとお砂糖の味と香りはヒトを救う、

幸せは近くにある』

とまで。

え!今までいただいたことの無い感想に驚きました。

デコレーションを華やかにする事に重点を置きすぎていたかも。

 

又、いつも自分の美味しいと思う嗜好でだけ作るのでなく(アルコール

を入れるのが好きなだけだったのかもしれませんが)

違う嗜好のお客様目線で想像する事は、違う場所の筋トレを

している感じで、必要なことだと思いました。

 

材料は同じでも其の種類を変えたり、素材に手を加えてから合わせたり、

『焼き菓子のシンプルなお菓子が一番難しくて苦手。』

と思い込んでいましたが、試行錯誤して作る回数が足りていなかっただけ。。

 

やってみると、今までのやり方と違う作り方も出来て、

自分の嗜好と違うご依頼の方に、喜んでいただける様

作ってみるのはとても意味がありました。

 

まだまだ、修行だという事をカフェ再開前に気づけて良かったです。

 

 

 

10月8日よりシェ・サマンサはカフェも再開をする予定です。

営業時間は13時から17時

予約制で一部屋1組、1組3名さままでとさせていただきます。

お電話05053281590(10月7日より)まで

よろしくお願いいたします。