車椅子の樹‥まかろんのお城の桜だよりno.09 | あとりえまかろん まかろんのへや

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ちいさな家族、まかろんとの日々をたいせつに紡いでいきたい‥ちいさな歩幅でゆっくりふたり歩いていきます。
つないだ手、いつもいつまでもはなすことなく‥



車椅子の樹

いつもの路地からお城に朝のあいさつをすませたら
この樹に、おはよう

母が車椅子になってからは、いつも
この樹のしたからお花見をしていた

大手門からなかは、お人がとてもおおいので‥




母がみていた「お城と桜」


そして




母がみていた「お城と桜と ちいさなふわふわ」



こんなふうに芝生であそぶボクをみていた


むかしから、あまりあそばないボクだったけど

それでも

ママがいた三歳くらいまでは、いまよりすこしは?あそんでたかなあ




この樹のしたにいると



ママに話しかけたくなる






ママ どうしていますか




ちいさや坊やはいまでも、車椅子のひとをみると

ふと足がとまる


十一年まえ、花の小径で

みしらぬ車椅子のかたを追いかけた

あのときとかわらない



花のむこうの笑顔を



いまでもさがしながら桜のなかを歩いています




この樹ももうすぐ空へと舞いかえってゆく



あとしばらくそばにいてね




毎日毎朝、たくさんたくさん
花のしたを歩いてる
足が棒になっても歩いてる
朝の林檎半個で一万歩をかるくこえる
〜なんて低燃費なんだ(*¨*)

  母に花をみせているつもりなのか
  花のむこうに母をさがしているのか



ママ
ことしの花も綺麗だね



ピンクに縁どられたお堀
あと数日

  ❁⋆ฺ。まかろんのお城の桜だより❁⋆ฺ。
         2023 no.09


毎朝のおはよう


この路地から
ちいさな🐾桜んぽがはじまる

ps.


桜色をおびた夜明け
ここ数日のおくりもの

花をおいかけるうちに四月がはじまってる

この時季の夕空は桜色なんだとか
あいたいなあ

なかなか夕空にあえてない‥
せっかくおしえていただいた、お城と空が桜色に染まる場所にも行けてない‥
早朝二時間せっせと桜んぽをすると
夕方には足がうごかない
ひんやりした風が気をくじく
でも

桜色の夜明けにあえたきがする