ひとりで種をまいていたのではなかった『THE kukai』 | かのんくら=縁側=

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俳句を詠みます。
俳句の種まきもしています。
この頃は介護日記めいています。

◎過去の日記
『http://www.you-blog.jp/blog/kanon15/』

いつにもまして長いです、よろしくお付き合いください。

 

今年は芭蕉翁生誕380年、
伊賀では松尾芭蕉を芭蕉さんと呼びます。
生誕380年の今年はお祭りです。

 

おかえり、芭蕉さん

 

そういえば、わたしの俳句の伊賀デビューは

360年のお祭りの時でした。

(かのんくら キョロキョロ日記より)→ ここ


>゜))))彡

芭蕉さんが生まれ、故郷として愛した伊賀ですが、
伊賀の小さい人たちやかつて小さかったおとなの大多数が

「俳句は嫌い」「俳句はこわい」

と思っているようです、
(それは夏休みの宿題でたくさんの俳句を

 『作らなければならない』と思った経験かららしい)
伊賀に生まれたわけではなく、たまたま伊賀の人になった

わたしにはその気持ちは本当には分かりません、でも

出会う人皆がそう云う・・・・。
元々『ことば』そのものが好きだったことと、
「おもしろいからやらなきゃいけないよ」と
新聞屋の某氏にそそのかされたからというのが俳句の入り口。
実際やってみたら楽しかった、楽しすぎます。
こんなに楽しいことを「嫌い怖い」で終わらせたら
もったいないのでご縁をいただいてイベント会場の
隅っこで『五七五であそぼ』の看板を出して、魔女のように

「さあ、そこのあなた、ちょっとやってみましょうよ」

とやや強引に席にいざない、約束はあってもNOはない

俳句の世界をのぞいてもらい一緒に俳句を詠むという

俳句の種まきをして十年以上になりました。

(あれ?本当は何年だろう。ずいぶん前に元祖俳句の種まきの

 夏井いつき先生にお会いした折に「先生公認って言っても

 良いでしょうか?」「OK!」と言っていただいたことも。)

 

 

さあ、言葉をこぼさないように書きとめましょう


そんな月日の中、わたしの蒔いた種ではないと思うのだけれども
同じように小さな人たちに俳句を楽しいと知ってもらいたいと

考えている若木が生えていました。
(なんと働いていた書店の別の店に勤務の大学生でした)
森永君は学校を卒業後教諭になり、名張市の小学校に勤務、
わたしを学校の俳句の授業に呼んでくれたり、

長い付き合いになっています。
彼は子どもたちに俳句を指導する立場の先生達に
まず俳句に親しんでほしいと考えあれやこれやと活動、
その中で集まったメンバーで『せんせいの句会』を立ち上げ
賛同したわたしも最初から参加しています。

>゜))))彡

この度、『せんせいの句会』は十七音の俳句へ気楽に
一歩踏み出せるような二音穴埋めのカードゲーム、
『THE kukai』を開発しました。

 

 

すてきな看板はイベントの友人S氏がサプライズで作ってくださった!

 

 

『THE kukai』は既存の十七音から二音抜いた俳句のカードに
当てはめる二音(カードになっていて自分で考えることは無い)
を出し、出されたカードを含んだ十七音をすべてのプレイヤーが
「これはこんな風景かなぁ」とか「こんな意味かも」
とディスカッションします。
そこには俳句のきまりごとの十七音であることや
季語が一つ入っていることといった大切な約束はすでに
入っているので、NOの無い自由な発想を話す事ができます。
つまりはわたしたち俳句を楽しむ者たちがやっている
句会の一番楽しいところを体験できるということです。

「わたしの思ったことなんて『違う』って言われるわ」
「何考えてるんって思われるかも・・・」

わたしのイベントに座る(らされる(^^ゞ)方々の

第一声がこれですが、実はそれが無いのが句会です。
句会では思ったことを言い合って、

「ああ、そういう考えもあるんだ」

と気づき、糧にできる場です。(実際イベントで席を立つ

ときには「俳句って怖くないやん、おもろいなぁ」と

全員仰られます。嬉し♪)

大きな人も小さな人も十七音で喋って、「それきれい」
「それおもしろい」と言い合える日本になるといいなぁと
思っているわたし、
せっかく四季があって日本語の国にいるのだから、
五七五で遊んでみましょうよ。

先ずは伊賀市(今回伊賀市で予算を少々いただいたので)
そして名張市はもちろん、日本中で『THE kukai』で遊んで
もらいたい。
わたしと一緒に句会をしてほしいなぁ。

25日からクラウドファンディングをします、
あの学校、この学校とカードの行先を思い浮かべながら
よかったらご協力ください、せんせいの句会のみんなは

もちろんのこと、俳句の種をまきたいせんせいの句会の

佳音が誰よりも、とーっても喜びます♪

詳細はこちらから
せんせいの句会HP

 

 

 

 

雨後のタケノコの数ほどカードがたくさん配れますように。