5年ぶりの胃カメラ | かのんくら=縁側=

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◎過去の日記
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さて、久しぶりの胃カメラは朝一番の予約、
以前検査後に目の調子が悪くなったので車ではなく長い坂を徒歩で行く。





 

 

迷子めくだらだら坂の残花かな 佳音

先代ドクターカバヤネン氏の頃からカメラを胃に入れるのも腸に入れるのもお願いしている。
今回も若カバヤネン氏に検査をしていただいた。
実はわたし、胃カメラを飲むのは苦ではない。
麻酔もきちんと効くし、マウスピースをつけたまま(カメラのんだまま)患者用ディスプレイをじろじろ眺めて、「あー」とか「うー」とか先生に返事もしてみたり。
そんなわけで「今回も上手にのむぞ」と気合十分だった。
ベッドに横になり、大きな氷の塊(麻酔)を口の中でコロコロ溶かすところまでは前と同じ。カメラは鼻から入れるのが楽だという話だけれど、もともと鼻粘膜が弱くそれは無理なので、今回もマウスピースを装着してさあ来いカメラ!
ドクターはまずは喉のあたりを映し、

「これが舌ね。カメラがあたるとおえっとなりやすいのでひっこめてください」

と云う。なるほど我がベロが邪魔だわときゅっと下げて喉を開いた瞬間にカメラがするっと入った。
喉を通るときに「ごっくん」と一飲みする動作があるつもりでそのタイミングを計っていたらみるみるうちに食道が映り胃が映った。
「あれ?」と思う間もなく十二指腸まで到達したカメラはキョロキョロと四方八方を見渡し、「おー、わたしの胃だわ」と見惚れている間に検査は終了、食道もしっかり診て出てきた。
喉のひっかりも不快感もほとんどなし。

「センセー、やっぱりものすごくうまいわー!!!」

と思わず拍手してしまうほど楽な胃カメラだった。
さすがさすがの我が家のセンセイなのだ。
徒歩圏内にいらっしゃるのは本当にありがたいなぁ。

 



芭蕉くんはお留守番でした。