よべの月 三日 | かのんくら=縁側=

かのんくら=縁側=

俳句を詠みます。
俳句の種まきもしています。
この頃は介護日記めいています。

◎過去の日記
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9月19日(旧暦:八月三日)


 三日月や煮小豆試す指の腹  佳音


息子が仕事をするようになって、小豆はめったに炊かなくなった。
小豆どころかわらび餅すら作らなくなった。
(息子は和菓子屋勤務)
よしこちゃんの台所からでてきた瓶のひとつに「わらび」と
手書きのラベルがついており、粉だから、密封しているから、
使ってみようかと作ったら、馬鈴薯でんぷんではできない
美味しいわらび餅になった。
いただきます、よしこちゃん。


>゜)))彡


お向かいの庭はわたしの眼を楽しませてくれる草木が多い。
木賊(トクサ)のてっぺんに花芽がついていた。
木賊(もしくは砥草)は杉菜(スギナ)の仲間なので、
土筆(ツクシ)のように胞子で増える。
月の夜に旅立つ胞子たちを撮った。


 吾が手相変えたき日々や砥草揺る 佳音


またあした。