さて、今回もしつこく表情筋機能再生の施術に関する話題、セラピストとしてもっとも至福を感じた経験をお伝えします。

それは、受講者同士の練習でもなく、サロンオープン前のトリートメント時でもなく、突然訪れました。
フェイシャルレッスンの講座にお邪魔した時、生徒さんを相手に表情筋機能再生トリートメントをさせていただきました。
「先輩としていいところをみせよう」「よしやってやろう」と思わず、眼の前のことに集中しようという思いだけでした。
不思議なことに、自分の体のリズムに「モデルさんの表情筋が呼応する」感覚がありました。
全工程が終了した瞬間、「モデルさんと離れたくない」思いに突き動かされ、「モデルさんの筋肉が発する触れてほしい場所」に自然と指が惹きつけられていくのを感じました。
終わった瞬間、脱力した感覚に襲われました。これが至福の時でした。

後日、先生から聞いた話です。
「あの時のモデルさんが、高島さんの施術がすごいといってましたよ。私が触れてほしいところに次々と触れてくれて、まさに最高の施術でした。すごい!」

私が触れてたところは、モデルさんが触れてほしかったところだった!んですね。
うれしーーーーーです。最高の褒め言葉をいただきました。そしてこのメソッドに惚れ込んだ理由はここにあったのです。