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さて、私の甲状腺がん治療と、定期検診、フォローアップの治療は、なぜか3カ国にまたがっています。
タクシーにのっていたときの交通事故で搬送先の病院での検査で、甲状腺に腫瘍が見つかったのが日本。
いったん、仕事をやっつけるために、英国に戻って、日本に再帰国、
日本の大学での、フォーラム講演後、4日後に、スイスで手術のため、入院
スイスで手術後、日本に一度もどって、しばらく実家のお世話になり療養。
それから、英国にもどって、お仕事に復帰
英国での、ホルモン剤調整を開始。
英国での、癌うつ治療開始。(不眠、パニック等)
日本に出張と、日本のホームドクターによる定期観察
英国に戻って仕事。
スイスで仕事
英国で仕事
甲状腺がんから1年後、スイスで、1年ごとの検査と、追加放射線ヨード治療。
日本で、仕事
英国で仕事、休息・・・
スペインで、休息・・・
日本、英国で仕事・・・病院・・・
以後、ほぼ同じ。
手術から、2年経つ現在まで、よくもまあ、こんなにめまぐるしくしていたものだと、思い出してみて自分でも驚くやらあきれるやら。
最初は、ドクターも、なぜ、いつもスイスで治療しないのか、英国で全部すませないのか、という戸惑いを持っておられたのですが、現在までには、毎年、Lucaはそうしているものと、先生方も慣れっこになってくださいました。
英国で、全てが済めば一番楽かもしれないのですが、英国は、MRIや全身スキャン等の機械の導入が、著しく遅れていて、先ず、数ヶ月待ちです。従って、検査にはアウト。
日本は、余りにも素晴らしい機械が揃っているし、予約もとりやすいのですが、放射線治療において、社会のアレルギーがまだ高く、放射線専門医はすくなく、なかなか放射線治療の順番が回ってきません。
スイスまでいっての治療検査は、一見面倒ではあるのですが、仕事と絡ませられる限りは、まるで映画に出てくるかのような、熱血ドクターや社会派ドクターと、患者との信頼第一で考える基本姿勢がスタンダード。
そして、フレキシブルで多様な治療アプローチ等の面で、英国より遥かにすすんでいるので、信頼ができます。
その結果、このように、常に、多国籍な治療を受けていて、実際にバランスを保つのは、無理と最初はおもったのですが、お医者様同士も、お手紙で、報告し合ったりしてくださるようになり、また、アプローチの違いを楽しんでくださったりするようになり、3カ国での治療が可能になりました。
その点で、先生方には、とても感謝していて、その点では自分は幸せものだと思っています。
一見、不可能そうな、多国籍な治療と検査なのですが、連携がとれだしたら、何とかなるもので、今では周りも当たり前と思っています。
こうしていて、思うのは、どの国にしても、手順が異なったり、習慣が異なったりしても、要は人間の体の治療という点では、ベースは何一つ変わらないという事なのです。
学説では、社会活動は、国や社会等の、環境の違いによって、同じ事をしても環境が違えば、アウトプットが異なる事になっています。確かに、そうかも知れません。
しかし、学術調査において、例えば、スペインと栃木の工場を調査したとき、マネジメントが困っている事が、ほぼ、同じでした。
同様に、治療や検査に関しても、結局は看るのは人間で、国籍に関わらず、人間は人間であり、ユニバーサルな共通点を全く否定できないのだな・・・と、強く感じざるを得ないのでした。
若いかたはご存じないでしょうが、笹川財団の、モットー ’人類皆兄弟’ というのは、実は真実をついていたのかな、とよく思う、今日この頃でした。
京都の事故において、いろいろな情報が後から出てくるだに、やるせない気持ちになります。早々の、対応を願って止みません。歩行者にとって、避けようのあった事故と、全く避けようもなかった事故は数字的におなじでも,質的には異なると思うのです。胸が裂ける思いがひきません。
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