メモ#6





~ゾリラ~





危:ショック!ショック!







ニートだろうがヒルズ族だろうが、スカンクと聞けば皆平等に『屁が臭い』というイメージが浮かぶであろう。




そんなスカンクはアメリカ大陸に棲息するが、アフリカにもこれによく似たゾリラという動物が存在する。



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ゾリラはサハラ砂漠以南のアフリカに分布する。



体長28~38センチ。

白と黒のツートンカラーもスカンクとそっくりである。




さて、すでに述べたように、一般的には『スカンク=屁』と思われがちだが、実際にスカンクがピンチの時に肛門腺から分泌するのは気体ではなく、猛烈な匂いを含む毒液である。


これを敵に向かって浴びせかけるのだ。




ゾリラの攻撃もこれと全く同じで、非常事態に分泌液を相手めがけて発射し、正確無比なコントロールで相手の顔面にヒットさせる。




この分泌液は1キロ先まで匂うと言われるほどで、喰らった方はたまらない。


目、鼻、口の粘膜がやられ、痛みと吐き気でのたうち回る事になる。




ところが、敵の中にはこの異臭攻撃を受けても再度向かってくる骨のあるやつもいる。



だがその時こそゾリラは、
スカンクには取得できなかったもうひとつの必殺技を繰り出す。






それが









『死んだフリ』だ。









どんな猛獣でも、ふつう獲物が動かなくなったら相手を襲う気が失せる。


さらに、いくら静かになったとはいえ、あたり一面は猛烈な異臭が漂いまくりである。




このため食べる気もおこらず、やる気をなくして去っていき、まんまとゾリラは難を逃れるのだ。





なんとも格好悪い作戦だが、現実にこれは成功している。





動物社会では、液状の屁もサル芝居も立派な防衛手段になり得るわけだ。




人間社会と比べると、単純でシンプルなように感じる。



同時に、人間という動物がいかにややこしい生き物かがよくわかる。



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(=°ω°)ノ