お姉ちゃんの影響で、息子はずっと「僕も囲碁を習いたい!」と言っていました。
気持ちは分かりますが、親の目には、

「息子はあまり向いていないような...」
「まだ早いのでは...」
「2時間も座ってられないよね...」

という風にうつり、iPadに入れている「囲碁アイランド」というアプリをやらせてごまかしていました。

全10講義+問題集で成っているこの囲碁アイランド、可愛いキャラクターが出るストーリー仕立てなので子供もとっつきやすく、繰り返し見ていました。

最近では碁盤を使って、お姉ちゃんに囲碁を教えてもらったりもしていました。そんな様子を見て、先週末、ふと「体験に行ってみる?」と息子に聞いてみました。すると、

「行く行く!!やったぁ~~!」

と喜んでいました。

と言ったものの、やっぱり色々と不安で、前言撤回したくなってきたのですが、、、とにかく行ってみました。

体験といえども親の付き添いは禁止です。お姉ちゃんともクラスが違うので、視界には入るのですが、別々です。

一人で落ち着いて座っていられることが受講の条件となっているのですが、息子は本当に大丈夫なのか、うまくいかなくて泣き叫んだり疲れて床に寝転がったりしないか、不安で不安で仕方なくなり、開始時間までは外から眺めていました。先生が目の前に座って、棋譜並べの指示をしてくれていました。すると、息子はちゃんと見ながらやっている!その姿が周りに比べて小さすぎて、でも碁石を置く手つきだけは一丁前なので、ちょっと可愛いかったです。とりあえず、大丈夫そうだったので、その場を去りました。

そして、開始から1時間後に、夫がそっとのぞきに行ったそうです。教室の入り口が開いているので、見つからないようにのぞいたようです。すると、講義の時間だったようで、ものすごくノリノリで参加していた、と言っていました。先生がわざと違うことを言ったら、「違う違う~こうだよ~~」と突っ込んでいたそうです。

私はちょっと早く、終了15分前に教室の前に行き、見つからないようにのぞいてみました。すると、何と9路盤で対局をしていました!ちゃんとお行儀よくやってる!

後で対局カードを見せてもらうと、最初に先生と2回対局してもらったようです。そして2回とも勝たせてもらっていました。この時に、他の生徒と対局させても大丈夫と判断していただいたのか、その後生徒さんと4回対局していました。結果は1勝3敗でした。

終了後に先生に聞くと、入門レベルで知っていなくてはならないルールはすでにほとんど知っています、とのことと、受講自体も問題なかったので、継続してどうぞ、とのことでした。

そして、息子も興奮気味に、
「楽しかった~~!次も行くから!」
とのことで、教室で受講できたのがよっぽど嬉しかったようです。お兄さんになった気分なんでしょうね。

私としては、2時間も機嫌よくいられたことに、正直ビックリしました。

これから、月1~2回程度連れて行こうかな、と思います。娘と違って飽きそうな気がするのですが、19路盤で打てるようになることを目標に続けてみようかと思います。そうしたら、今後の人生で囲碁をやりたくなっても始めやすいかと思います。

チケット制ということもあり、やや割高なのですが、子供が楽しめて、親の自由が2時間も手に入ると思えばいいかもしれません!

ただ、娘が心配です。今のクラス構成だと、娘と息子のクラスがわりと近くて、娘の方が気になって集中できないらしいのです。あと1級で別室になるので、それまで待てば良かったかな。