『プラネット ベビーズ』 ~ニュージーランド ひとりで子どもを育てて~


ニュージーランドのシングルマザー子育て事情についての内容で、40歳になるシングルマザーと4歳になる女の子の母娘に密着取材をしていました。


テレビをつけたらたまたまやっていたのですが、興味深かったです。
子どもを職場や取引先に連れて行くことがめずらしくないこととか、(現代)日本よりも「社会全体で子育てをする」という意識が高そうななこととかもそうですが、一番印象に残ったのは、密着取材されていたシングルマザー エイドリアンさんの子育てのしかたというか方針です。


①自分の頭で考えさせるようにする。

例えば、「謝りなさい」→「ごめんなさい」ではなく、1人の時間(数分)を持たせて頭を冷やして反省させ、何に対してごめんなさいなのかを自分なりに言語化させる(この間も愛情を持って接する)


②子どもが自発的に「これやりたい」って言ったことはなるべく尊重する。

テレビでは「お菓子を作りたい」って言ってました。そしてやりたいと言ってやり始めたことは最低限の手伝いしかせず(卵がうまく割れずテーブルにこぼしたら、自分で拭くところまでちゃんとやらせる)、自力でどこまでできるかを自分でわからせる。


③母親の働く姿を見せる


④同年代の子どもと接する機会をなるべく持たせる


これらの方針にはすべて、芯が強く自立した女性になってほしい、いろんなバックグラウンドを持った人々が生活する社会の中で、将来直面するいろんな困難を乗り越えられるすべを身につけさせたい、という一貫した思いが感じられました。
そういえば、エイドリアンさんはシングルマザーの良い点や心配な点などを語られていましたが、良い点として、(子どもの父親と子育て方針が対立することがないため)子育て方針にブレがなく、自分がこうやって育てたいと思った方向で一貫してできるということを挙げられていました。


決して教育ママという感じでもなければ特別しつけに厳しいという印象も受けなかったところがさらに良いなと思いました。


私が漠然と思い描く子育ての方向と合うように思えて、色々ヒントをもらった気がします。


「ワールドカップの試合やってないかなぁ~」ってテレビをつけてみて良かったですえへ


ちなみに、再放送もあるみたいですよ。