もう一人、
トレーニング後の感想文を、
お寄せいただきました。
本人の承諾を得て、
こちらに紹介させていただきます。
ほぼ原文のままですが、
句点のみ挿入してあります。
編集脚色は一切ありません。
読みやすくするために、
行間を調整しています。
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「自分の命の重さを感じると」 Rさんの場合研究コースを終えて数日経ちましたが、今もまだ学んだことが身体に馴染んでいる最中にいて、変化と気づきの毎日を過ごしています。
今、桜が見頃を迎え、たくさんの花が色とりどりに咲き、心を柔らかくする時期ですが、数年前の私は春が来る度に泣きたい気持ちでいっぱいでした。
小さい頃から漠然と「何で生きているのだろう?」と思ってきました。
いつも私の見る世界は霧がかかっていて現実感がなく、感情も湧かず、人との繋がりも感じられず、友人たちの輪の中にいても溶け込めない状態でした。
人を笑わせることや、頼ってもらうことで、一緒にいようとしても疲弊するだけで空っぽのままでした。
足元も常に浮いているような感覚で、自分の足で人生を歩いてきた、積み上げてきたという自信が持てず、何をしても何も残らないという状態でした。
どうしたらいいのかが分からない。
どうしたいのかが分からない。
何が分からないのかも分からない。
誰にも説明できなくて、ただただもがく毎日で、現在にいると苦しいので気持ちだけ先に向けて「来年こそは」、「大人になったら」、「次の春には」と人生を繋げていました。
ある時病気になり、それをきっかけに自分と向き合うようになりました。
愛着、罪悪感、トラウマ、インナーチャイルド等、カウンセリングや心理セラピーなどを受け、心の傷を自分で掘り起こしては癒やしていく作業を数年間続けました。
段々と楽になっていく自分がいる一方で、やはり空っぽな感覚は私の中に残ったままでした。
これだけの時間とエネルギーを使っても残り続ける感覚に、「もう諦めよう」と、「ここで終わらせるの?」という気持ちが交互に入れ替わる毎日で、次の一手も見えない真っ暗な状況でした。
2年間のトレーニングを終えた今、自分を観察してみると“なかなか良い!”と親指を立てて笑う自分がいます。
いつの間にか自分の中に確かなもの(自信や信頼)が積み重なってきているのを肚で感じます。
いつの間にか人の輪の中でリラックスして笑っている自分がいます。
“いつの間にか”です。
たくさんの学びの中で、終始一貫していたメッセージ「自分の命をみなさい。自分の命をみることから目を逸らすな!」は私に沢山の変化をもたらしてくれました。
自分の命の重さを感じると、しっかり立つことができるようになりました。
足元が地面に着くと、“今、ここ”に自分がいられるので、未来と過去が見えるようになって、自分の人生がここにあるとわかるようになり、そして両親や祖父母との繋がりを感じられるようになり、さらに命の温かみを感じられるようになりました。
「生きる」ということがどういうことなのかが、少しずつ見えるようになってきました。
ここまで来るのに長く感じましたが、私には2年間という時間が必要だったのだと思います。
やっと、“今、ここ”に立てました。
それだけで嬉しくて泣きそうですが、気持ちを新たにして楽しみながらこの先も進んでいきたいです。
本当にありがとうございました。
一緒に学ぶことができたメンバーにもたくさんの優しさを頂きました。
本当にありがとうございました。
引き続きよろしくお願い致します。
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<お知らせ>
6月には都内でワークショップを開催します。
トレーニングに入るよりも、
ワークショップに参加してみたい、
という方にはこちらです。
6月の東京ワークショップで、
まずは心の痛みを減らし、
よく眠れるようになり、
自身の治癒力を活性化させましょう。
7月からは新しいトレーニングシーズンが始まります。
1年間を通して、ファミリー・
コンステレーションの手法を駆使し、
自分の中に埋め込まれている、
人生を順調にさせない要素や、
様々な因子を徹底的に解明し、
生命のために必要なものを残し、
不必要なものを手放し、
有るべき軌道に乗せるための、
生命と魂のためのトレーニングです。
痛みも悩みも手放し、
リフレッシュしようと思うなら、
1年間のトレーニングをお勧めします。
他者の手助けをする援助職の方には、
大いに役立つことでしょう。
生きていく上で起こる様々な悩みや問題に、
瞬間瞬間に対応する方法を身につけ、
無理せず自分らしく対処できる力と、
強さを取り戻すためのトレーニングです。
生きるのは辛いものではなくなります。
7月に第1回を開講する
「基盤のトレーニング-2024」はこちらです。