軽症は自宅療養も、21日にも新たな対応策…厚労相表明 | ミネラル水の飲み方

軽症は自宅療養も、21日にも新たな対応策…厚労相表明

 舛添厚生労働相は20日、厚労省で記者会見し、21日にも新型インフルエンザが弱毒性と見られることを踏まえた新たな対応策をまとめる考えを表明した。

 舛添氏は会見で、神戸市の感染患者を調査した国立感染症研究所などから「季節性のインフルエンザと症状などが類似している」との報告を受けたことを明らかにした上で、「こういう知見に基づいた適切な対応について指示する」と述べた。

 さらに「20日に感染患者が発生した滋賀県と(多数の患者が確認されている)大阪府、神戸市とは違う。きめ細かい対応ができるようなガイドラインを作りたい」と述べ、地域ごとに感染の広がり度合いに応じた対応策を作る考えを示唆した。

 具体的には〈1〉水際対策の縮小〈2〉軽症者は自宅療養も認める――などを盛り込むと見られる。

 また学校休校については、感染確認から一定時間が経過した場合は、範囲を大幅に縮小することを認める方向で検討する。

 一方、神戸市の矢田立郎市長は20日、厚労省に舛添氏を訪ね、感染が疑われる生徒・児童が通う小中高校以外は23日に休校措置を解除したいとする市の方針について理解を求めた。

(2009年5月20日20時58分 読売新聞)