住み慣れた街並み。
何も変わってないこともないのだろうけど
何も変わっていない気がするのはそれは些細な事だからか。
それとも僕が変化についていけていない、あの頃のままだからなのか。
タバコの紫煙が空に吸い込まれて消えてしまうように、いつかの僕も消えてしまえばいいのに。
出逢いがあるから別れがあるなんて誰が言ったか知らないけれど、
続くものだって思っていたよ。
数ある出会いと別れのたったの一回だった君。それだけの話。
でもまだ君のぬくもり僕の心に残っているから
一人じゃないと嘘でもいいから思わせておいて。
そうじゃないと、僕はここから進めそうにないから。