鳴らない電話を握り締めて、見つめるはあなたの電話番号。
ボタン一つの駆け引きに、勝ち目のない勝負し、そして今日も負けた。
明日にはって心持ちには遠すぎるあなたとの距離。
触れていたいと願えば願うほど
滑稽な姿に無機質な空は嘲笑うかのように真っ青で、気が滅入る。
伝えたいことは山ほどあるのに、私はこの場で地団駄踏んで今日も空に笑われる。
始まってもいない前から諦めて、明日こそは、って思い続けて、さてもう何ヶ月?
気付いてよって他力本願縋る気持ちが今日も募っては
鳴らない電話をただ握り締めるばかりで....