注連縄 材料

 


稲や麻などの藁や、葛の茎を煮て抽出した繊維が使われるが、近年の家庭用の注連飾りにはビニール製も増えてきた。神道としては、米を収穫したあとの藁ではなく、出穂(しゅっすい)前の青々とした稲を刈り取って乾燥させたものが本来の姿である。また、心材としてお米を収穫したあとの藁(芯わら)も使用するが、太さが必要な際には多くの芯わらを使用する。麻と糠を概ね1:5の割合で混ぜてよく揉んで油分を抜くことで注連縄に適した材質が生まれる。



なお、『日本書紀』には、弘計天皇(おけのすめらみこと。顕宗(けんぞう)天皇)の項に「取結縄葛者」とあり、葛縄(かずらなわ)が大変重要な建築資材であったことが記される。



また、江戸時代に、国学者 塙保己一(はなわ ほきいち)塙忠宝(はなわ ただとみ)親子天帝葛天氏(かってんし)は葛縄や糸や衣の発明者であったと講談し、葛縄や葛布(くずふ)が神聖視されたことを示した。