平七夕まつり 歴史
大戦景気最中の1919年(大正8年)1月29日、宮城県仙台市に本店を置く七十七銀行が、福島県 石城郡(いわきぐん)平町(たいらまち。現・いわき市 平(たいら))に支店を出した。この平支店が同年夏に仙台七夕にならって七夕飾りを始めると、周辺の商店街でも七夕祭りを始めた。これが当祭の始まりとされている。
仙台では戦後恐慌、関東大震災後の震災不況、昭和金融恐慌による停滞感を跳ね返そうと、1927年(昭和2年)に商店街が華やかな七夕飾りを始めた。翌1928年(昭和3年)の東北産業博覧会で七夕飾りのコンクールが開催されると華麗な飾り付けが創出され、仙台七夕は一変した。ここに1930年(昭和5年)、東北帝国大学(現・東北大学)出身の医師・難波睦が平の自宅に医院を開業し、仙台七夕にならって自宅前に飾り付けを行った。それまでの平七夕まつりは短冊に願い事を書いて笹につるし飾るというシンプルなものばかりだったが、難波医師の仙台を参考にした飾り付けが評判となり、それを聞いた商店街が翌年から本格的に飾り付けを行うようになった。
昭和初期にはじゃんがら念仏踊り大会の前身である「じゃんがらコンクール」が始まり、1962年(昭和37年)より平七夕まつりと同開催となった。
また1981年(昭和56年)にはいわき市制15周年を記念して「いわきおどり」を発表。当初は平七夕まつりとは別日程で行われていたが、2006年(平成18年)より祭りの最終日に組み込まれている。「気軽に参加できる踊り」をコンセプトに今日まで多くの市民に親しまれている。
1998年(平成10年)から七夕飾りの飾り付けコンクールが始まり、1999年(平成11年)には市内の幼稚園が制作した笹飾りが、2001年(平成13年)には協賛企業による笹飾りが開始された。
2009年(平成21年)の開催で90周年となり、かつてよく見られた造形飾りを復活させるなどのイベントを行った。