会津田島祇園祭 子供歌舞伎
会津田島祇園祭の大屋台の舞台で演じられる歌舞伎。会津田島祇園祭の子供歌舞伎は江戸時代の末期より始まった。しかし明治の初めに、夜に子供が化粧をして人前で歌舞伎を演じるのは教育上良くないとされ、廃止された。その後、地元の青年が演じる青年歌舞伎や興行の歌舞伎を上演していたが、平成になって町民の中から子供歌舞伎を復活させようという動きがあり、田島祇園祭屋台歌舞伎保存会が立ち上げられ、平成6年(1994年)におよそ110年ぶりに復活、上演された。役者は、町内や隣町等から募集した小学生から高校生までの子供達である。演目は「絵本太功記(えほんたいこうき)十段目尼崎の段(じゅうだんめあまがさきのだん)」「南山義民の碑(みなみやまぎみんのいしぶみ)喜四郎子別れの段(きしろうこわかれのだん)」「時津風日の出の松(ときつかぜひのでのまつ)鴫山城内の段(しぎやまじょうないのだん)」「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)須磨の浦の段(すまのうらのだん)」の4つである。