会津田島祇園祭 七行器(ななほかい)
お党屋が神の来臨を請うために、神酒・赤飯・鯖を神前に奉献する神聖な行列であるが、「日本一の花嫁行列」とも称される。お党屋で調製された供物を7つの器で神前に運ぶために「七行器」(ななほかい)と呼ばれ、その内訳は、神酒を角樽(つのだる)3つ、赤飯を脚のついている独特の行器(ほかい)3つ、鯖7本を載せた魚台1つの7つである。近世以降は熊野神社の分である角樽、行器、魚台それぞれ1つが行列に加わっている。行器を捧持するのは両親が揃っていることが絶対条件で、角樽と魚台は裃着用・草鞋履きの成年男子、行器は盛装の成年女子が持つ。女子は未婚者は高島田、既婚者は丸髷を結うが、なるべく未婚者を選ぶ場合が多い。行器は、高めに捧げ持ち、自分の息がかからぬように気を配らなければならない。その為、道中において代わりの者と交代する。行列には、党屋組の親戚縁者の人々も盛装して加わり、毎年100名前後の行列となり、晴れの行列は絢爛として観る人々を魅了する。行列は神社拝殿に達すると一同昇殿し行器を仮台に配置し、神官が1つずつ外陣(げじん)へ運び、器に取り分けて本殿に供える。この間、荘重な雅楽が楽人達により奏される。やがて宮司が祝詞奏上後、神餞物をおろし、拝殿で直会を行う。神酒を汲み、切りイカを添えた赤飯が護符として各人へ分けられる。直会終了をもって終了となる。