新庄まつり その他

 


· 祭り期間中は、市中心部は交通規制が敷かれてほぼ通行禁止となる。山交(やまこう)バスの運行系統も変更になり、乗り場が新庄駅東口や山交バス新庄営業所に設置される臨時停留所に変更される。

 


· 祭り期間中、各若連では「花もらい」と言って、市内の家庭を回り、寄付金を募る行為が昔からの慣習として行われている。

 



 当然のことながら、寄付は善意に基づくもので強制ではないのだが、この慣習を知らない市外出身者は突然の「花もらい」の訪問に面食らうようで、一部には「花もらい」を家宅不法侵入などと勘違いし、新聞に投書する人もいる。「花もらい」は、目安として200円1,000円程度をポチ袋に入れて寄付し、お礼に山車の由来などが書かれたチラシを貰う形になる。古老の話によれば、昔は山車が通った時に「立派な山車をつくって御苦労さま」の意味でご祝儀を渡したのだという。現在は山車の通らないところや小路の隅々まで花もらいに行くことから、これもトラブルのもととなっていると言えよう。




· 祭り一週間後の週末に、山形放送山形テレビがそれぞれ祭りの番組を放送する。一つの祭りを二つの放送局が別の番組を作って放送するのは、山形県では珍しい。傾向として、山形放送は宵まつりの山車夜間運行を、山形テレビは本まつりの山車運行を中心に放送する。

 


· 近年は、派遣事業として県内外の祭りで運行を行うなど、新庄市以外でも山車巡行を行う機会が増えている。