仙台・青葉まつり 山鉾巡行 ①
運行される山鉾は11台で、そのすべてが仙台市近辺の企業または団体によって運行されている。本まつり当日に東二番丁通り、定禅寺通りを巡行するほか、開催週の水曜日から一番町のアーケード街に展示されている。サイズはそれぞれ異なり、全長は5.2 - 6.2メートル、全高6メートル前後、重量5.5 - 8tンである。
· 大鯛山鉾(おおだいやまぼこ)
(阿部蒲鉾(あべかまぼこ)):
巨大な鯛の飾りと山鉾の周りの網に取り付けられたたくさんの絵馬が特徴の山鉾。昭和63年(1988年)制作。
· 恵比寿山鉾(えびすやまぼこ)
(藤崎):
七福神の一人で漁業と商売繁盛の神様、恵比寿像を乗せて巡行する山鉾。得可主屋(えびすや)の屋号を名乗って創業し、奥州仙臺(仙台)七福神・藤崎えびす神社が屋上に鎮座する地元百貨店・藤崎が運行する。昭和63年(1988年)制作。
· 大黒天山鉾(だいこくてんやまぼこ)
(報道六社):
五穀豊穣の神様・大黒天の像を載せた山鉾。河北新報(かほくしんぽう)、東北放送、仙台放送、ミヤギテレビ、東日本放送、FM仙台の仙台に本社を構える六社の報道機関によって運行される。昭和63年(1988年)制作。
· 雅山鉾(みやびやまぼこ)
(JR東日本):
大崎八幡宮をイメージさせる桃山様式調の装飾が施された山鉾。昭和63年(1988年)制作。
· 囃子山鉾(はやしやまぼこ)
(NTT東日本):
能や狂言など幅広い芸能を好んだ政宗にちなみ、この山鉾の上を舞台に多くのお囃子方が乗り込み笛や太鼓を演奏する。昭和63年(1988年)制作。