疋野神社 由緒

 


創建年は不詳であるが、社伝によれば景行天皇の九州巡幸の際に祀られたという。



平安時代の「続日本後紀」には承和7年(840年)官社に列せられたとある。「延喜式神名帳」に記される肥後国四座のうちの一座であり、熊本県内において最も古い神社の一社である。



当時、この地方の豪族であった郡司日置氏(へきし)の守護神として崇拝されていたが、日置氏の没落後には衰退し、社殿の跡さえ不明になった。近世になり再興され、熊本藩細川氏は厚い崇敬をよせた。