宇奈岐日女神社 歴史 概史
国史の初見は嘉祥2年(849年)に従五位下(じゅごいげ)の神階に叙せられたという記述であり、元慶7年(883年)には正五位下(しょうごいげ)に昇叙された。これらの奉叙は、「宇奈岐比咩神(宇奈支比咩神)」に対して行なわれている。
平安時代中期の『延喜式』神名帳には豊後国速見郡に「宇奈岐日女神社」と記載され、式内社に列している。
江戸時代までは佛山寺(ぶっさんじ)と習合していたが、神仏分離により現在の姿となった。明治6年(1873年)には近代社格制度において郷社に列し、大正12年(1923年)には県社に昇格した。