高知坐神社 境内
本殿は、江戸時代の明和5年(1768年)の宿毛土居家老7代山内氏篤および嫡男の氏益(うじます)の再建による。三間社流造で、屋根は杮葺。内部は内陣・外陣に分かれる。象鼻(ぞうび)・蟇股(かえるまた)・手挾(たばさみ)など一部には江戸時代初期の再建時の彫刻を残す。高知県指定保護有形文化財に指定され、現在は覆屋内に鎮座する。
社前のイチイガシ(一位樫)は、高知坐神社の社叢において最大の木で、樹高は29.0メートルを測り、推定樹齢は400年とされる。宿毛市指定天然記念物に指定されている。