ワケ 神名のワケ

 


国産みに登場する神名として「淡道之穂之狭別島」(あわじのほのさわけのしま。淡路島)や「伊予之二名島」(いよのふたなのしま。四国)の土佐国国魂神の「建依別」(たけよりわけ)、「隠伎之三子島」(おきのみつごのしま。隠岐島)の別名「天之忍許呂別」(あめのおしころわけ)、「筑紫島」(つくしのしま。九州)の筑紫国の国魂神の「白日別」(しらひわけ)豊国(とよのくに)の国魂神の「豊日別」(とよひわけ/とよびわけ)肥国(ひのくに)の国魂神の「建日向日豊久士比泥別」(たけひむかひとよくぢひぬわけ)熊曽国(くまそのくに。熊襲)の国魂神の「建日別」(たけひわけ)、「大倭豊秋津島」(おおやまととよあきつしま。本州)の別名「天御虚空豊秋津根別」(あめのみそらとよあきつねわけ)、「吉備児島」(きびのこじま。児島半島)の別名「建日方別」(たけひかたわけ)、「大島」(周防大島)の別名「大多麻流別」(おおたまるわけ)がある。 また、出雲国風土記に見える神名として赤衾伊怒意富須美彦佐別命(あかぶすまいぬおおすみひこさわけのみこと)や、長野県の固有神・建御名方彦神別命(たけみなかたひこかみわけのみこと)がある。