桜間神社 歴史

 


創建年は不詳。境内には池があり、鎌倉時代の『夫木和歌集』(ふぼくわかしゅう)では、桜間の池は「鏡のように美しい池」と詠まれている。しかし、後に吉野川から流れ出た土砂で、池の規模が大きく縮小した。



桜間の池の美しさを後世に残す為、徳島藩主の蜂須賀斉昌(はちすか なりまさ)は、1828年文政11年)に石碑建立を命じ、約6千人を動員して海部郡(かいふぐん)東由岐(ひがしゆき。現在の美波町(みなみちょう))の海岸から約75tの巨岩を運んだ。1969年昭和44年)9月9日に「桜間の池跡(石碑)」が徳島県指定史跡に指定された。