オオヤマツミを祀る神社 


その他


大山阿夫利神社おおやまあふりじんじゃ。神奈川県伊勢原市)や梅宮大社うめのみやたいしゃ。京都市右京区)、湯殿山神社ゆどのさんじんじゃ。山形県鶴岡市)などでも主祭神ととされる。そのほか酒造や各地の山岳信仰と結びついたり、大山祇神社三嶋大社の分社の中で三島神社や大山祇神社、山神社以外の名称を名乗る神社が存在し(一宮神社(いっくじんじゃ。愛媛県新居浜市)稲爪神社(いなづめじんじゃ。兵庫県明石市)瀬戸神社(せとじんじゃ。神奈川県横浜市)等)、大山祇神を祀る神社は相当数にのぼる。浅間神社(あさまじんじゃ/せんげんじんじゃ)等でも主祭神として扱われていることがある。



配神や境内外社としてよく祀られる神の1柱でもあり、伊勢神宮内宮三重県伊勢市)にも大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)が勧進されている。上述の『大三島宮』によると、大山祇神を祀る神社は、小規模社や境内社・配神等を含めると全国に10,318社存在する。この数は日本神話の神の中で5番目に多いという。



熊本県荒尾市三井三池炭鉱旧万田坑の構内にある山ノ神祭祀施設 - 文化遺産オンライン(文化庁)は、1916年(大正5年)に大山祇神を分祀しただが、文化財保護法重要文化財に指定されており、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産として世界遺産になっている。また、軍艦島の端島神社(はしまじんじゃ)金刀比羅宮(ことひらぐう)とともにオオヤマツミを合祀していた。