山口神社(和歌山市) 祭神
l 伊久津姫命(いくつひめのみこと)
を主祭神に、
l 国常立命(くにのとこたちのみこと)、
l 国狭槌命(くにさつちのみこと)、
l 惶根命(かしこねのみこと)、
l 伊弉冊命(いざなみのみこと)、
l 正哉吾勝勝速日天忍穗耳尊
(まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)、
l 天津彦火瓊々杵命(あまつひこほににぎのみこと)
を配祀する。(※)
主祭神である伊久津姫命がどのような女神かは不詳であるが、古くから安産の神として信仰されて来たという。
(※)
『和歌山県神社誌』による。『南紀神社録』や『紀伊名所図会』は中央に山王上七社、その左(向かって右)に伊久津姫神、右(同左)に弥照命(いやてるみこと)を祀るとし、『紀伊続風土記』も山王神に伊久津姫命と皇統弥照命を配祀するとしており、3書とも山王権現と皇統弥照命(桓武天皇)を挙げているが、上記『神社誌』には見えない。