横田神社(総社市) 由緒
創建年代は不詳。天武天皇がこの地にあった行宮に行在した時、天智天皇の皇子である大友皇子が天皇を倒すために大軍を率いて攻めて来たので、天皇は自らの体を清めて天神地祇を奉斎して戦勝を祈願、その結果大友皇子軍を打ち破った事によって小祠を建て、崇敬したのが横田神社であるともいう。
境内の石碑(天保3年(1836年)建立)やその他の資料によれば、中世に一度衰退し、天正13年(1585年)に天神宮(てんしんぐう)として再興したという。
後に文政10年(1827年)頃から天保7年(1836年)頃の間に再整備され、横田神社と再度改称した。現在の社殿はその頃のものである。
なお、かつては鎮座地の西方の小字別所地区にある徴林山勝福寺(しょうふくじ)が神宮寺であった。