林神社(明石市) 由緒
鎮座地は古く上野と呼ばれていた為に上野宮または上ノ宮明神とも呼ばれる。
社伝に少童海神が海浜の巨大な赤石の上に顕現したところ、成務天皇8年にその赤石が風波によって海中に没した為に、翌9年に再度海上の安全を見守れる高台上に創建したのが創祀といい、明石市最古の神社であるという。
『延喜式神名帳』播磨国明石郡に載せられた式内社9座7社のうちの一である。寛弘2年(1005年)に御崎大神以外の配祀神4柱を合祀し、以後上宮五社大明神と称した。
明治時代に境外末社の御崎大神を合祀し、明治14年(1881年)には県社に昇格した。