玉若酢命神社 施設・遺構など 重要文化財(国指定)

 

 


l 随神門


嘉永5年(1852年)の建立。入母屋造茅葺。桁行(正面)柱間は3間だが、八脚門形式ではなく、梁間は1間とする。通路の左右に随神像を安置する。平成4年(1992年)1月21日に国の重要文化財に指定された。

 

 


l 本殿


本殿は切妻造茅葺、妻入。桁行(本建物の場合は側面)2間、梁間(正面)3間の身舎(もや)の正面に檜皮葺きの片流れの向拝を付ける隠岐造。春日造と異なり、切妻屋根と庇屋根(ひさしやね)は一体化しておらず構造的に別になっている。寛政5年(1793年)の建立で、平成4年(1992年)1月21日に国の重要文化財に指定されている。 

 

 


l 旧 拝殿


 画像一番左の建物が旧拝殿。慶応2年(1866年)建立で、平成4年(1992年)1月21日に国の重要文化財「玉若酢命神社3棟」の附(つけたり)として指定された。 

 

 


l 社家 億岐家住宅


 境内に隣接する隠岐地方の代表的な大型民家。入母屋造茅葺きで享和元年(1801年)の建立である。建物は東を正面とし、内部は北側を土間、南側を3室×2列の床上部とする。神棚をまつる「神前の間」(2畳大)や土間下手の「ミソギベヤ」など類例の少ない設備があり社家としての特徴を持っている等の理由から、平成4年(1992年)1月21日に国の重要文化財に指定された。建物とともに宅地も重要文化財に指定されている。現在も社務所・住居として使用されている。