焼火神社 文化財 西ノ島町指定 ①
· 社務所1棟
(有形文化財(建造物)、平成4年12月10日)
明治35年の建造であるが、島前地区における大型民家の特徴を備えたものとされる。
· 木造地蔵菩薩立像1体
(有形文化財(彫刻)、平成10年3月26日)
室町時代のもの。
· 木造薬師如来立像1体
(同上)
同上。
· 木造大黒天立像1体
(同上)
江戸時代のもの。
· 紙本墨書焼火神社縁起書1巻
(有形文化財(古文書)、昭和61年9月27日)
表題は『隠州知夫郡焼火山縁起』。「万治二年(1659年)秋八月」の奥書(おくがき)があり、焼火山縁起の近世における集大成であるとされる。著者は藤弗緩子。弗緩子は松江藩の藩士、斎藤勘介豊宣の号であるというが、豊宣は寛文7年(1667年)成立の『隠州視聴合紀』(いんしゅうしちょうがっき)の著者とも目され、構成は異なるものの構文や用字など『視聴合紀』に載せる縁起とほぼ同文である。