黄泉比良坂(よもつひらさか)

 


黄泉比良坂(よもつひらさか)とは日本神話において、生者の住む現世と死者の住む他界黄泉)との境目にあるとされる、または境界場所。

 

 



生者と死者の住む領域に境界場所があるとする神話は、三途の川などとも共通する思想であり、世界各地に見当たる。日本神話での黄泉比良坂は古墳の石造りや、を納めた石室に通じる道からの印象とも考えられている。



古事記』では上巻に2度登場し、出雲国の伊賦夜坂(いふやさか)がその地であるとする伝承がある。「ひら」は「崖」を意味するとされる。