石部神社(豊岡市) 歴史

 


創建は不詳。社伝では、当初は坪井村(現・豊岡市出石町坪井)に鎮座したといい、のち文禄4年(1595年)には毘沙門町の丘上に遷座、さらに寛永3年(1705年)11月に現在地に遷座したと伝える。創建地と伝える坪井地域は、歴史的に早い段階から開発が進んだ地になる。



延長5年(927年)成立の『延喜式神名帳では但馬国出石郡に「石部神社」と記載され、式内社に列している。



江戸時代には、前述の遷座があったほか、出石藩藩主の小出家仙石家から崇敬を受けたという。



明治維新後、明治6年(1873年)10月に近代社格制度において村社に列し、明治12年(1879年)8月に郷社に昇格した。