荒井神社(南丹市) 歴史

 


創建は不詳。『日本三代実録元慶6年(882年)10月9日条に、従五位を授けられた丹波国荒井神の記載があり、その頃の存在は確認されている。



当社が郡内の古社であり、また当地を「志麻郷」と言ったことなどから、平安時代中期の『延喜式神名帳』に記載される式内社「丹波国船井郡 嶋物部神社」の論社とされている。なお『丹波志桑船記』(たんばしそうせんき)では、同郡の式内社「志多非神社」に比定する(『京都府の地名』荒井神社項)。



当社には隣接して西光寺(さいこうじ)があり、神仏分離までは当社に神官はおらず西光寺の僧が奉仕していた。



永正16年(1519年)、永禄9年(1566年)、明暦3年(1657年)には建造・補修がなされており、棟札が現存してる。



明治6年、近代社格制度において村社に列した。