物部神社(柏崎市) 祭神
祭神は次の3柱。
主祭神
· 二田天物部命
(ふたたのあめのもののべのみこと)
『先代旧事本紀』のうち「天神本紀」では、ニギハヤヒ(饒速日命)の天降りに供奉した「天物部等二十五部人」の筆頭に「二田物部」の記載が見える。また、「天孫本紀」ではウマシマジ(宇摩志麻治命)は「天物部」を率いて逆賊の討伐にあたったという。
『新撰姓氏録』(弘仁6年(815年))では右京の未定雑姓に「二田物部」として「神饒速日天降之時従者。二田天物部之後也」の記載が見える。
『神道集』では、本地仏を阿弥陀如来とする。
配祀神
· 物部稚桜命
(もののべちざくらのみこと)
- 明治40年(1907年)合祀の若宮神社祭神。
· 健御名方命
(たけみなかたのみこと)
- 明治40年(1907年)合祀の諏訪神社祭神。
『越後野志』(えちごやし)では祭神をウマシマジ(宇摩志麻治命)とするが、『特選神名牒』ではこれを付会として二田天物部命を妥当とする。