金毘羅権現 神仏分離・廃仏毀釈

 

 

明治元年(1868年)3月の神仏分離令によって象頭山松尾寺金光院は廃寺に追い込まれ、当時の国家神道の琴平神社(ことひらじんじゃ。同年7月に金刀比羅宮(ことひらぐう)と改称)に強制的に改組されて、主祭神の名は大物主と定められた。また金刀比羅宮の相殿に崇徳天皇を祀っている。



全国の金毘羅宮・金毘羅権現社の多くは、大物主を主祭神とする神道金刀比羅神社ことひらじんじゃ。金刀比羅宮(ことひらぐう)・琴平神社(ことひらじんじゃ)・金毘羅神社(こんぴらじんじゃ)・金比羅神社(こんぴらじんじゃ))になっているが、各地の常夜灯や石碑、扁額等に「金毘羅大権現」の痕跡を伺うことができる。