伊須流岐比古神社 祭神
l 伊須流岐比古神(いするぎひこのかみ。石動彦)、
l 白山比咩神(しらやまひめのかみ)
を祭る。
このうち、主神の伊須流岐比古神は、すなわち五社権現とも称される石動権現(いするぎごんげん)である。「いするぎ」の名は、はるか昔、石動山に空から流星が落ちて石となり、この地に留まったという伝説に由来する。その石は鳴動し神威を顕したのだという。伊須流岐比古神社は石の鳴動を鎮め、その石を神として祭るべく創建されたと伝わる。
明治期以降の国家神道の下で、権現の名称は否定されており、現在は伊須流岐比古神または石動彦と呼ばれている。
相殿神として、白山比咩神が祭られている。なお、石動彦と白山比咩神は、イザナギ・イザナミとしても扱われている。かつての本地仏は、虚空蔵菩薩(伊須流岐比古神)・十一面観音(白山比咩神)であった。